こんにちは、タツキ(@tatsuki_desuyo)です。
先日、FUJIFILMの単焦点レンズ、「XC35mmF2」を購入しました。
今までFUJIFILMの単焦点レンズは高価なものが多かったですが、XC35mmF2は無駄をそぎ落として軽く、そして値段もお手頃なレンズになっています。
結論としては、初心者の方が最初に単焦点レンズを購入する際の入門レンズとしておすすめです。
本記事では、FUJIFILMのXC35mmF2レンズの魅力と、作例についてご紹介します。
◆FUJIFILMの単焦点レンズを安く買いたい
◆XC35mmF2を使用したレビューを知りたい
こういった方の少しでもお役に立てれば幸いです。
FUJIFILMの単焦点レンズとは
単焦点レンズとは、書いて字のごとく焦点距離が一つだけのレンズです。
言い換えると、ズームの効かないレンズのことを言います。
例えば今回紹介する単焦点レンズのXC35mmF2は、焦点距離が35mmで固定されています。
レンズを見ると、ズームレンズが15mm-45mmなどと記載してあるのに対し、単焦点レンズは35mmとしか書いてありません。
◆ズームができないなんて不便そう。。
◆単焦点レンズなんて買う意味あるの?
ここまでの説明だと、こういった声が聞こえてくるかと思います。
もちろん、焦点を固定したことと引き換えに、単焦点レンズにはたくさんのメリットがあります。
※プロのカメラマンの方も単焦点レンズを好んで使用している方が多いそうです。
FUJIFILM単焦点レンズのメリット
続いては、単焦点レンズのメリットについてご紹介します。
◆開放F値が小さくボケ感を出せる
◆軽くて小さい
◆動きながら写真を撮る癖がつく
順に紹介していきます。
開放F値が小さくボケ感を出せる
ズームレンズはどんなシーンにも対応できるようにするため、汎用的な機能を持ち合わせています。
逆に言うと、尖った写真を撮ることができないということ。
単焦点レンズを使うシーンは限定されているため、より特化型の機能を持ち合わせています。
XC35mmF2は、開放F値が2なので、最大でズームレンズの約2倍ほど光を取り込むことができます。
光をたくさん取り込めると、
◆ボケ感を出すことができる
◆明るい写真を撮ることができる
こういったメリットがあります。
人物や物を撮るときのポートレート撮影で、より背景のボケ感を出して主役を引き立てることができます。
単焦点レンズで撮影したものです。(F2)
F値が小さいので、よりボケ感を出して主役を際立たせることができます。
続いては、ズームレンズで撮影した写真です。(F5)
手前のコップにピントが合っていますが、背景も単焦点レンズよりはしっかりと映っています。
風景などを撮影するときには、全体のピントが合うようにF値を大きくすることもあります。
軽くて小さい
単焦点レンズは焦点距離を固定しているため、基本的にズームレンズより軽くて小さいものが多いです。
例えば今回紹介しているXC35mmF2と、ズームレンズであるXC15mm-45mmの重量は以下の通りです。
XC35mm | 約130g |
XC15mm-45mm | 約195g |
約70gも重さが違うことがわかります。
たかが70gですが、この重さが写真を撮るときの安定感や撮りやすさに繋がってきます。
大きさに関しても、小さいのでカメラバッグの中にすぽっと入ります。
持ち運びがしやすいので、ズームレンズと単焦点レンズを使い分ける際にもかさばらずに管理することができます。
動きながら写真を撮る癖がつく
単焦点レンズはズーム機能がないので、構図を変えたかったら自分自身が動く必要があります。
自分の頭で考え足を動かして撮影すると、
◆この距離だとこんな感じの写真が撮れる
◆写真を撮るときのベストな距離感はどこか
などとついて考えるようになり、結果的に写真の上達に繋がります。
FUJIFILM単焦点レンズのデメリット
続いては、単焦点レンズのデメリットについてご紹介します。
◆ズームができない
◆レンズが荷物になる
順に紹介していきます。
ズームができない
単焦点レンズはズームができないので、自分が動いて撮影にベストな立ち位置を決める必要があります。
いちいち移動して構図を考えなければなりません。
なので、
◆気軽にスナップショットを撮影したい
◆遠くの被写体を撮影したい
こういった用途には向いていません。
何気ない瞬間をさっと撮影したいときや生き物を撮影したいときなどは、ズームレンズの方が有利です。
※ズームレンズに関しては以下の記事で紹介しているので、合わせてご覧ください。
【作例あり】FUJIFILM XC15-45mmを使用したレビュー
レンズが荷物になる
単焦点レンズは焦点距離が固定されているので、異なる焦点距離で撮影したかったらいちいちレンズを交換する必要があります。
一つや二つならまだしも、三つや四つになると持ち運びが大変です。
ズームレンズなら1本で幅広い焦点距離をカバーできます。
FUJIFILM 単焦点レンズXC35mmF2 レビュー
続いては、FUJIFILM XC35mmF2を使用したレビューについてご紹介します。
XC35mmF2の基本情報
商品名 | FUJIFILM XC35mmF2 |
発売日 | 2020年2月27日 |
マウント | FUJIFILM Xマウント |
焦点距離 | 35mm |
F値 | F2-F16 |
重さ | 130g |
フォーカス | AF |
値段 | 26,950円(2020年3月現在) |
着目するべきは、FUJIFILMの単焦点レンズの中でも安めの価格設定。
◆マウント部分がプラスチック製
◆レンズではなくカメラ本体で絞りを操作
できるだけ性能を落とさずに、こういった点を見直してコストカットを図っています。
そしてこのコストカットは、結果的にレンズを軽くするという効果をもたらしています。
僕が使っているFUJIFILM X-T100は本体が399gなので、レンズとあわせても500gちょっとの重さです。
【作例あり】FUJIFILM X-T100を使用した感想
レンズをつけてみたデザイン
デザインに関してはこんな感じです。
レンズ自体が小型なので、同じく小型のミラーレス一眼にぴったり合います。
正面からのフォルムはこんな感じ。
シンプルでミニマルなデザインで、本当に軽くて扱いやすいです。
個人的にFUJIFILMのカメラの好きなところは、毎日持ち歩きたくなるようなデザインであるということ。
いくら性能が良くても、デザインが悪ければ撮影する気にならないので不思議です。
FUJIFILM XC35mmF2で撮影した写真
ポートレート撮影はもちろんのこと、風景もこんな感じでシャープに高画質にとることができます。
まだ夜景は撮影していませんが、他の方の写真を見ていると夜景も綺麗に撮ることができそうです。
まだまだ購入したばかりなので、随時アップデートしていきたいと思っていますので、良かったら覗いてみてください。
※2020年3月21日(土)に逗子・鎌倉あたりにXC35mmF2を持って写真を撮りに行きました。
暗い所でも明るく写真を撮ることができたり、ポートレート撮影もめちゃくちゃボケ感が出て、良い感じで撮影することができました。
他にもPhotoGalleryにたくさんの写真があるので、よろしければ併せてご覧ください。
【FUJIFILM×旅】鎌倉へ男一人旅に行ってきました
FUJIFILM XC35mmF2のまとめ
以上が、FUJIFILMの単焦点レンズ、XC35mmF2についてのご紹介でした。
使ってみた感想をまとめると、
◆とにかく軽くて扱いやすい
◆値段もお手頃なので初心者でも購入しやすい
◆ポートレート撮影や暗い場所での撮影におすすめ
率直にこんな感じです。
すでに単焦点レンズを持っている人はスペック的にわざわざ購入する必要はないかもしれませんが、単焦点レンズの入門としてはかなり良いレンズだと思います。
FUJIFILM Xマウントのカメラを持っていて、単焦点レンズに興味がある人はぜひ購入を検討してみてください。
あ、もちろんレンズフィルターは忘れずに付けてくださいね。
XC35mmF2のレンズフィルターサイズは、43mmです。
Kenkoなら日本製で光の透過率も99%なので、撮影に支障がない範囲でレンズを守ることができます。
値段も1,200円ほどとリーズナブルです。
ちなみにこだわりがある人は値段は張りますが、透過率99.7%のFUJIFILM純正のレンズフィルターを。
※大事なカメラを守るためのカメラバッグに関しては以下の記事で紹介しているので、併せてご覧ください。
【ミラーレス一眼にピッタリ】ショルダータイプのおすすめカメラバッグ
◆僕が使っているFUJIFILMのミラーレス一眼
【作例あり】FUJIFILM X-T100を使用した感想
◆撮った写真をすぐにiPhoneに転送できる便利なSDカードリーダー
【旅行・物撮りにも】iPhone純正SDカードリーダーが大活躍-製品レビュー
今日はここまでです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!