- プロジェクトマネジメントをしているけど、進捗がズレるとイチイチExcelの細かい表を修正しなければならない。
- 進捗管理表でタスクを管理しているが、ぱっと見、それぞれのタスクの相互依存がわからず、関係者への説明に時間がかかる。
プロジェクトマネジメントに携わっている方なら、こういった思いをしたことは一度や二度では無いはずです。
今回、紹介させていただくのは、アメリカ発のプロジェクト管理ツール「タスクワールド(Taskworld)」
複雑なプロジェクトや、進捗管理表をシンプルでわかりやすることで、プロジェクトの生産性の向上に貢献してくれる優れもの。
使ってみた感想やメリット、気になる点についてレビューしたいと思います。
タスクワールド(Taskworld)とは
タスクワールド(Taskworld)は、2013年にリリースされたアメリカ発のプロジェクト管理ツール。
直感的なUIと充実したチュートリアルで、プロジェクトマネジメント初心者の方でも使いやすいのが特徴です。
必要に応じて、カンバン方式でのタスク表示や、リスト形式でのタスク表示、ガントチャート形式でのタスク表示など、様々な用途で利用できます。
タスクワールド(Taskworld)の使い方
タスクワールド(Taskworld)の使い方はとても簡単。
必要なタスクを書き出して、担当者と期日を決めて、あとは割り振るだけ。
仕事経験が浅いメンバーに対しては、必要に応じてフォローができるようにリマインド機能や、フォロワーを設定する機能もあります。
使いやすい直感的なUIかつ、デモ動画が充実していたり、チャットでのヘルプもあるので、利用に関して困ることはほとんどないと思います。
タスクワールド(Taskworld)のメリット
続いて、タスクワールド(Taskworld)を利用したメリットについてご紹介します。
簡単に始められる
とにかく直感的なUIと手厚いチュートリアルがあるので、簡単に始めることができます。
また、Googleアカウントでのログインも可能なので、新たにアカウントを発行する手間も省けます。
僕はGoogleアカウントと連携したので、1分程度で利用開始することができました。
充実した機能
プロジェクトマネジメントに必要な機能が、これでもかというくらい搭載されています。
- 期日
- 担当者
- フォロワー
- リマインド
- サブタスク
- ラベル
- コメント
- ファイル添付
- タイム計測
などなど、期日や担当者など必要最低限なものはもちろん、コメントやラベル機能、タイム計測など、あったら嬉しい機能もかなり搭載されています。
タイム計測などは、今後、同様のタスクが生じたときにもどれくらい時間がかかるかの参考になりますし、ノウハウとしてチームに共有できるの嬉しいポイントです。
同様のタスクはラベルを貼ることで、視覚的にも分類できますし、メインタスクの下に紐づくサブタスクの管理も可能です。
タスクを視覚的に把握できる
今ある全体のタスクがどのようになっているのか、一目で把握可能です。
どのタスクが遅れているのか、担当者は誰なのか、影響が出てしまうのはどのタスクなのか、どのタスクとどのタスクに相互関係があるのかが、ガントチャート形式で一目でわかります。
Excelでこれを表現するには結構な手間がかかりますので、作業時間や使い勝手の良さなどを考えると、タスクワールド(Taskworld)のようなツールを利用することは理にかなっていると言えるでしょう。
期日を過ぎたタスクが一目でわかる
期日を過ぎたタスクは、一目でわかるので、必要に応じて緊急で対処したり、期日を調整したりすることが容易になります。
必要な対処が後回しになり、後から苦労するみたいな平凡なミスを防ぐことができます。
チームの状況を一目で把握できる
直感的に把握しやすいダッシュボードから、チーム内の状況を簡単に把握することができます。
タスクが特定の担当者に偏っていないのか、期限が過ぎたタスクは無いか、チームとしてどのくらいタスクがあって、どこがボトルネックになっているのか、など、普通のExcelで見にくい観点が、一目で把握することができます。
円滑にプロジェクトを回すことができますし、何かあった際、素早く問題の特定をすることが可能です。
担当者ごとの現在のタスクも把握できるので、必要に応じて素早いフォローをすることができます。
さまざまな業務ツールと連携している
GoogleやMicrosoftなど、様々なツールと連携しているので、普段の業務の導線上でシームレスに利用することが可能です。
普段の業務で活用しているOutlookやTeams、Google Meetなどと組み合わせることで、より簡単かつ一元的にプロジェクトを管理することができます。
同じくタスク管理ツールの、Trelloからのデータの読み込みにも対応しているので、Trelloからの乗り換えを考えているユーザーにとっては手動でのデータ移行が無くなるのはかなり便利ですね。
スマホからでも確認可能
スマホのアプリもあるので、外出先やちょっとした確認をしたいときにも、簡単にタスクを確認することができます。
テレワークが当たり前になって、どこからでも働けるようになった時代に、モバイルから仕事ができることは最低限の条件ですが、しっかりとそこら辺もケアしてくれています。
無料トライアルで利用可能
ここまで色々と紹介させていただきましたが、百聞は一見にしかずということで、実際に触ってみないとなかなか操作感などは理解しにくいところ。
そういった方向けに、15日間の無料トライアル期間が用意されているので、実際に使ってから導入を決定することができます。(2022年4月30日現在)
お金を払って導入してみたが、思っていたものと違って使われなくなってしまった。。みたいなミスマッチを防ぐことができるので、コストの観点でも安心して利用開始できます。
タスクワールド(Taskworld)の料金体系
タスクワールド(Taskworld)には、4つの料金体系があります。
一番安いプレミアムでユーザーあたり月880円(税込)なので、年間1万円程度にはなりますが、無駄な Excel作業が減って業務効率や向上することや、チームとしての業務が一目で把握できる情報伝達効率の良さを考慮すると、十分にペイできる値段かと思います。
詳しくは下記をご覧ください。
※値段に関しては、2022年4月30日現在の値段
タスクワールド(Taskworld)の気になる点
続いては、タスクワールド(Taskworld)の気になる点についてご紹介します。
日本での活用事例はこれからに期待
少しずつ導入事例は出てきていますが、まだまだ日本でのシェアに関しては伸び代があります。
ユーザーコミュニティーなどは少ないので、わからないことが出てきても、検索して即解決とはならないパターンがあることを理解しておきましょう。
なんとなくの導入はNG
様々なツールに共通することですが、UIがとても良く、操作性も抜群なので、ついつい利用が目的になってしまいがちです。
あくまでもプロジェクトを円滑に回すためのツールなので、事前に目的をはっきりとさせた上で利用するようにしないと、導入や運用コストが高くついた割には効果がいまいち測定できないなんてことになってしまいます。
トライアルなどを利用して、導入目的と効果をしっかりと定義してから利用するようにしましょう。
まとめ
以上がプロジェクト管理ツール、タスクワールド(Taskworld)についてのご紹介でした。
複数のプロジェクトを視覚的にかつ、簡単に把握することで、チームやプロジェクトの生産性向上に貢献してくれます。
こういったツールはプラスのコストがかかるので敬遠する人もいますが、現状、Excel管理で無駄な稼動がかかっていることを考慮すると、一度は検討すべきだと思います。
無料トライアルもあるので、少しでも興味がある人は是非一度、触ってみてください。
ご覧いただきありがとうございました。