文系がシステムエンジニアになった時の苦労話

こんにちは、タツキ(@tatsuki_desuyo)です。

ありがたいことに、最近、学生からのOB訪問の申し込みが多くあります。

その中でよく、「文系の学生がシステムエンジニアを目指すことができますか」という質問を受けます

なので本記事では、

・文系からシステムエンジニアになれるか知りたい

・文系がシステムエンジニアになった時の苦労話を知りたい

こういった方向けに、文系の未経験からシステムエンジニアになった僕が、実体験を基に、システムエンジニアの苦労話をご紹介していきます。

文系がシステムエンジニアになって大変なこと

文系の僕がシステムエンジニアになって大変だと感じたことを3つ紹介していきます。

・ITに関する知識不足

・論理的思考力が足りない

・パソコンの使い方がわからない

順に説明していきます。 

システムエンジニアで大変なこと①ITに関する知識不足

当然のことと言えば当然のことですが、入社時は情報系の人に比べて圧倒的にITに関する知識が足りません。

情報系でしっかりと研究をしていた人との知識の差に絶望すると思います。

ここで自分の無知を自覚して、知識の差を埋める努力ができるかどうかがシステムエンジニアとして活躍するカギになってきます。

以下の点を意識して勉強に励んでみてください。

・いきなり情報系の人と同じ物差しで比べない

・IT業界は新しい技術がどんどん入ってくるので同じ勉強量では追い付けない

システムエンジニアで大変なこと②論理的思考力不足

文系だからとか理系だからとかで一括りにはできませんが、文系の人は比較的に、論理的思考力が不足していると感じます。

システムエンジニアの先輩方は、故障などが起きた際には淡々と事実関係を把握して原因の解明を急ぎます。

その際に物事を順序立てて考える力がないと苦労します。

僕も最初は理論が飛躍していて、上司を説得するのに苦労していましたが、システムエンジニアとして働くことで徐々に論理的思考力がついてきたと感じています。

システムエンジニアで大変なこと③パソコンの使い方がわからない

人によって違いますが、僕は入社した際にパソコンの使い方がわからなくて苦労しました。

・Excelの改行ができない

・PowerPointをPDF形式に変換できない

実際にこのくらいのレベルでした。

ただこれに関しては、知っているか知らないかの世界ですし、今はググればいくらでも情報は出てくるので、そんなに心配する必要はないと思います。

文系がシステムエンジニアになって有利なこと

続いては、文系出身のシステムエンジニアが有利なことについて3つ紹介していきます。

・難しいことをわかりやすく説明できる

・コミュニケーション能力がある

・初歩的なことを質問できる

順に紹介していきます。

文系が有利なこと①難しいことをわかりやすく説明できる

提供するシステムや故障の際などに、お客様に難しい事象をわかりやすく説明することができます。

自分がITの知識に詳しくなかった分、お客様にわかりやすく丁寧に説明することができます。

・具体的→抽象的

・専門用語→わかりやすい用語

こういった言葉の変換が上手なのが、文系出身のシステムエンジニアの武器です。

文系が有利なこと②コミュニケーション能力がある

就職活動で明確な専門知識を買われている理系の人と比べて、文系の人は人柄であったり、その後の可能性を買われて入社しています。

システムエンジニアはパソコンをひたすらいじっているイメージが強いですが、全くそんなことはありません。

社内外の人と連携し、円滑にプロジェクトが回るように配慮する必要があります。

・コミュニケーション能力がある人

・人柄の良い人

こういった人は、プロジェクトを進めるうえで重要です。

文系が有利なこと③初歩的な質問ができる

理系の方はある程度即戦力として採用されていますが、文系の方は最初は技術の現場に配属して技術力を磨くという方針の会社が多い印象です。

周りの先輩も、全くわからない人には厳しくしないので、初歩的なことも丁寧に教えていただくことができます。

知ったかぶってできる気になっていると、周りも教えなくていいかっていう空気になるので、

・謙虚に質問する姿勢

・わからないことはわからないという姿勢

こういった姿勢を大事に、日々成長していきましょう。

文系がシステムエンジニアになるということ

以上が、文系がシステムエンジニアになったときの苦労話と、有利な点についてのご紹介でした。

本記事では、「文系システムエンジニア」というくくりで分けていますが、結局はその人次第です。

全くの未知の業界に足を踏み入れるのは勇気のあることです。

でも、それを言ったらどこの業界でも一緒ですし、あんまり文系だからと身構える必要はありません。

今日はここまで。

ご覧いただきありがとうございました!